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オランダ生まれの画家ゴッホ(Vincent Van Gogh)。パリや南仏アルルに暮らしたのち、パリ北郊外30kmの小さな村、オーヴェル・シュル・オワーズで37歳の短い生涯を閉じました。ゴッホがこの村に住んだのはたったの65日間。しかし彼はここで、「 オーヴェル・シュル・オワーズの教会」「カラスのいる麦畑」「医師ガシェの肖像」「ドービニーの庭」などの名作を含む作品をなんと1日1枚半の割合で制作しました。ゴッホに多くのインスピレーションを与えたこの村をご紹介しましょう。なお、11月〜3月のオフシーズンは休館しているスポットがほとんどなので注意です。
【Office de Tourisme
オーヴェル・シュル・オワーズ観光案内所】

住所:Manoir des Colombières,
rue de la Sansonne 95430 Auvers-sur-Oise
Tel:01 30 36 10 06
開:4月1日〜9月30日は9:30〜12:30、14:00〜18:00
  10月1日〜3月31日は9:30〜12:30、14:00〜17:00
ゴッホは日本人お気に入りの画家だけあって、この村を訪れる日本からの旅行者も多いようです。そのせいか、観光スポットの 大半で日本語パンフレットが用意されているのがありがたいところ。まずは日本語で説明の書かれた観光マップ(無料)をもらいに、観光案内所に行きましょう。
駅から観光案内所への行き方は、ネット上のオーヴェルの観光マップで事前にチェックできます。駅(Gare SNCF)はDのすぐ下あたり。観光案内所は@です。 以下、この観光マップの番号を各スポットごとに記載しておきますので、参考にしてください。 なお、観光案内所でもらえるマップはより詳細でわかりやすいのでご安心を。
オーヴェル・シュル・オワーズ観光案内所の公式サイト(仏語のみ)
オーヴェルの観光マップ
 
オーヴェルの村には観光スポットの方角を示す左のような案内がたくさんあるので便利です。

また、実際にゴッホが描いたモニュメントや風景の脇には絵の看板が飾られていますのでぜひ見比べてみてください。
ゴッホの家 ・ゴッホの部屋
Maison de Van Gogh
Chambre de Van Gogh
【マップF】
かつてゴッホが暮らした部屋を訪れることのできる「ゴッホの家」の入口は観光案内所と同じ小さな通りに面しています。「ラヴーの宿屋」と呼ばれた場所には、ゴッホ 自身も描いた本当に質素な彼の部屋が残されています。見学は仏語または英語のガイド付きのみで、随時スタートしますので受付で英語ガイド希望の旨を伝えましょう。見学の最後にはゴッホの人生を描いたビデオ上映も込みです。
 
Place de la Mairie 95430
3月1日〜11月初
(詳しくはサイト参照)
10:00〜18:00
月曜・火曜・11月初〜2月末
通常5€
01 30 36 60 60
http://www.maisondevangogh.fr
オーヴェル教会
Eglise Notre Dame d'Auvers
【マップA】
ゴッホが描いたことで有名なオーヴェルの教会。実際の絵と比較すればするほど、ゴッホの才能に唸らされます。
オーヴェル市役所
Mairie d'Auvers sur Oise
【マップE】
これまたゴッホが描いた市役所。いかにもフランスの田舎らしい、可愛い外観です。
   
   
ゴッホ公園
Parc Van Gogh
【マップD】
この小さな公園には、彫刻家ザッキンによる「野山を歩くファン・ゴッホ」像があります。ゴッホは実際、画材を抱えながら オーヴェルの村中を歩き回り、絵を描いていたそうです。私たちが自画像などで知っているゴッホの顔とは似ていませんが、その厳しい表情に画家としての苦悩を感じる作品です。
墓地
Cimetiere
【マップB】
オーヴェルの教会から田舎道を北にずっと進んでいくと オーヴェルの墓地に到着します。ここにはこの地で亡くなったゴッホのお墓、そして彼の一番の理解者でもあった弟のテオのお墓が隣同士で並んでいます。
   
   
麦畑
Champs de ble
【マップB周辺】
「カラスのいる麦畑」を始め、ゴッホがたくさん描いた麦畑のある風景、それが墓地近くに広がっています。見渡す限り、何にもない田舎。ゴッホがいた19世紀末にタイムスリップしてしまいそう。
★半日程度しか滞在できない方はここで終了

以上ご紹介したスポットは、駅から十分歩いていけて、あまりゆっくりしなければ半日程度でも見て回れるほどです。墓地や麦畑のあたりは舗装されていない道が続くので、スニーカーなど汚れてもいい歩きやすい靴で行くといいですね。

まる一日滞在できる方は、次にご紹介する2つのスポットも訪れる価値あり!少し遠くはなりますが、すべて歩いて行ける距離ですので、田舎の空気を吸いながらのんびり散歩してみてはいかが?
   
   
オーヴェル城 ・印象派博物館
Chateau d'Auvers
Musee d'Impressionistes
Rue de Léry - 95430
4月1日〜9月30日
平日10:30〜18:00
週末10:30〜18:30
10月1日〜3月31日

平日10:30〜16:30
週末10:30〜17:30
月曜
大人11.5€、6〜18歳7.5、6歳 未満無料
01 34 48 48 40
http://www.chateau-auvers.fr(音が出ます)
PDF版日本語解説
【マップG】
17世紀に建てられたエレガントなお城。高台にあり、その美しい庭園からの眺めも素晴らしい。でもこのお城の最大の見どころは、 城内にある「印象派博物館」。19世紀末、列車の発達によりモネを始めとする印象派画家たちがパリを脱出して向かった先、それが、 オーヴェルやアルジャントゥイユなどのパリの北郊外でした。この博物館では当時の人々の暮らしや習慣、印象派の画家たちが選んだテーマなどを本当にわかりやすく解説した、お薦めの場所。見学はオーディオガイド付きで、日本語が選べるので11.5ユーロ払っても十分満足できる内容です。
   
   
医師ガシェの家
Maison du Docteur Gachet
78 rue Gachet 95430
4月1日〜10月最後の日曜
10:30〜18:30
月曜・火曜・11〜3月末まで
通常4€、大人同伴の18歳未満の子供は無料
01 30 36 81 27

ガシェの家まではのんびりとした
風景が続きます

ガシェの家・外観 ガシェの家・庭
【マップJ】
自身が画家でもあり、ピサロやセザンヌなど数多くの画家たちと交流のあった精神科医、ガシェ。 オーヴェルの外れにあるこの家は村を見下ろせる高台にあります。ゴッホがこの村にやってきたのも彼の招きによるところが 大きいそうで、ゴッホはたびたびこの家で食事に招かれていました。お花でいっぱいの庭の美しさも必見です。
   
   
ラヴーの宿屋
Auberge de Ravoux
Place de la Mairie 95430
Maison de Van Gogh内
3月1日〜11月初
(詳しくはサイト参照)
水曜〜金曜ランチ 12:00〜15:00
土曜・日曜ランチ 12:00〜15:30
土曜・日曜ディナー 19:30〜21:30
水曜〜金曜サロン・ド・テ 15:00〜17:00
土曜・日曜サロン・ド・テ 15:30〜17:00
月曜・火曜・11月初〜2月末
2品コース29(水〜金のみ)、3品コース37
01 30 36 60 60
http://www.maisondevangogh.fr

ゴッホがいた頃の雰囲気を
残した店内

ウサギ肉のテリーヌ 子羊の煮込み
【マップF】
まさに、ゴッホが暮らし、食事をとっていた「ラヴーの宿屋」をそのままに残したレストラン。上でも紹介したゴッホの家の中にあり、たとえゴッホの部屋を見学しなくてもお店で食事をすることができます。観光客が集まる場所のお店だし、コースのお値段もなかなかするし、正直言って期待せずに入ったのですが、予想を覆す美味しさと雰囲気の良さに感動。鴨のテリーヌやニシンのマリネ、子羊の煮込みなど昔ながらの素朴なメニュー揃いで、「あぁ、ゴッホもこんな料理を食べていたんだろうな」と想像しながら味わえます。唯一の問題(?)はとにかくボリュームが多いこと!水〜金のランチなら2品コースが選べますが、週末は3品コースしか選べないので少食な方は要注意です。もうちょっとリーズナブルに食事をしたい場合、駅そばのスーパーやクレープ屋さん、サンドイッチ屋さんもありますが、やはりせっかく行くならこの「ラヴーの宿屋」を試してみたいもの。混雑するので早めに行きましょう。夕方はサロン・ド・テとしても使えます。
 
   
電車で行く
2008年4月6日から10日26日までの土曜・日曜・祝日のみ、パリ北駅からオーヴェル駅までの直通電車が一日2本発着
していてとても便利ですのでぜひ利用してください!
パリ北駅発9:56→オーヴェル駅着10:28
オーヴェル駅発18:15→パリ北駅着18:48

オーヴェルの国鉄駅
Gare SNCF

通常の場合、乗り換えは1回。合計の所要時間はおよそ1時間20分ほどです。電車の本数は平日のほうが多いこと、月曜・火曜は休館しているスポットが多いことから、水曜〜金曜のいずれかに訪れるのがベストでしょう。

【ステップ1】ポントワーズ(Pontoise)に行く

北駅(Gare du Nord)からRER C線Pontoise行きに乗り終点下車。
土日の例:北駅発8:29→ポントワーズ着9:14

【ステップ2】ポントワーズで乗り換え、オーヴェルへ
ポントワーズ(Pontoise)でCreil(クレイユ)行きに乗り換え、Auvers sur Oise(オーヴェル・シュル・オワーズ)下車。
土日の例:ポントワーズ発9:35→オーヴェル着9:48
 
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